2000年問題とかいうデジタル機器がバグる現象あったじゃないですか。
僕は当時10歳でした。ケータイも持ち歩いていないし、パソコンやワープロなどもいじっていないのである意味どこ吹く風だったのです。
ただ2000年とか世紀末とか大人が言ってんなぁって感じで子供ながら変化の風を遠目に感じていたものです。
紀元後の2000年で人類はもう別の生き物なんじゃないかってくらい進化したと思いますが、失われた文化や技術もあるのでしょうね。
この記事ではメイドインアビスの最大の謎(個人の感じ方にはうんぬんかんぬん)、2000年問題について考えます。
2000年周期で何が起こる?
2000年の周期でアビスとオースに何かが起こる事は間違いなく、原作中では今まさにその周期が1週せんとしているわけです。
キユイを始め、オースの人々に何か起こっている、または起ころうとしている描写はたくさんあります。代表的なのが誕生日に死ぬ病です。
恐らく発症条件に2000年周期の境目付近に子供であるという事があるんだと思います。ただ、それは実際何歳ぐらいまでなのか。…
また、アニメを見られていない方はぜひ見ていただきたい。
最終話では、荒廃しかけたオースの様子が描かれており、ただならぬ雰囲気であるのは間違いないです。
まぁそんな状況に子供だけで行動しているのもちょっと違和感があるのですけども。
これらを複合的に考えると、やはり2000年周期でオースの人々が全滅かそれを避けるために避難せざるを得ない状況に陥るのは間違いないと考えられます。
2000年周期の本質はこれです。
それは呪い、すなわち力場が起こすものだというのは呪いの研究をしていたボンさんが「次の2000年に踏み入る準備はできました」と街頭演説中の政治家みたいな事を言っていることからもわかります。
ボンドルドは2000年周期によって死なない方法を確立したのでしょう。それが祝福であると。
人々が滅びに向かっているとき、手を合わせて祈っているかは……まだわかりませんが。
オースの人々は2000年周期を知っているか
さて、少なくとも3回は2000年の周期を迎えたと思われるメイドインアビス作中世界ですが、オースの人々は2000年周期を知っているのかという話です。
少なくとも一般民衆は知らないと思われます。死ぬことがわかっててオースに残る、アビス馬鹿ばっかりじゃない……と思いたい(真顔)。
国のトップ、行政機関は知っているか。知っていたら国の宝である子供を見殺しにするか?って話です。
そして探窟家。この人たちは明らかに一部は知っています。こいつらほんまに度し難いな。
もし、2000年ごとに一瞬にして壊滅するのであれば、それに対する資料が残っていなくてもおかしくはないのかなぁとは思っていました。
しかし、前の周期の人類が後生の者に向けて残した資料がある事が濃厚になるセリフがあります。
カズラは2000年ごとに枯れる。
©つくしあきひと/竹書房 メイドインアビス3巻
最低2回くらいは観測しないと末端の探窟家であるンボップ卿まで定説っぽく伝わらないんじゃないかなあと思います。
地上で2000年周期を迎えた時にアビス内で生き残っていた探窟家が伝報船をあげたとしても、結局地上に受け取る人がいないと意味ないですからね。
だったら2000年問題についても資料が残っていてもいいだろうと。
そもそもボンさんは当たり前のように語ってますし。
そして、猫背怪力お姉さんも普通に知っている可能性も少しありますね。
©メイドインアビス6巻/つくしあきひと 竹書房
まあこれはジルオからキユイの話を聞いたから、っていう説も残りますが……アビスから逃げれば死なない、とめちゃくちゃ断定してますからね。
この情報は、もしかしたら7層の渦のように白笛には語り継がれているのかもしれません。
諸外国はどうなるの?
2000年問題の二次災害として、戦争みたいな感じになってもおかしくないと考えています。
メイドインアビス世界にも諸外国が存在し、オースとも外交が存在するのは明らかです。
なんなら結構ドンパチやっており、脳筋のラ……殲滅のライザをはじめ白笛が対人の戦力でもあったことは語られている通りです。
それだけ遺物の価値が高いのでしょうがないですが。
そして、諸外国に関しては2000年周期の影響は及ばないと考えるのが妥当でしょう。僕は何気にオーゼンに全幅の信頼を置いています。
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そもそも申請なしのラストダイブやらでオースの戦力はびっくりするくらい低下してます。諸外国が知る術は無いでしょうけども。
そうなると2000年周期は諸外国にとってオースの支配権を得る絶好の機会のはずです。
アビスと遺物を巡る血で血を洗う、龍が如くみたいな争いが起こりそうなものですがはたして……。
メイドインアビスはアマプラで復習できます。